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労務管理でも勤怠管理・給与計算でも、従業員マスタというものが必須になります。
SaaSだと 労務-勤怠-給与 がバラバラになって導入ということもあるので、
「登録が面倒です!何かそれぞれを連携できるものを!!」というニーズが出てきます。
今回は、そんなみなさんに向けて簡単に管理できる方法をご紹介いたします。
<目次>
・分断から連携へ:人事情報を軸に業務設計を最適化するアプローチ
・入退社手続きを一括管理へ:人事労務とITアカウント統合の新課題
・人事 VS 情シス:一元化ニーズが引き起こす管理権限争いの行方
・分断されたワークフロー運用、解決の鍵はどこに?
・解決してくれそうな期待値の高いサービスがあります!
私たちTECO Designは、クラウドサービスの導入支援・運用支援を行っています。
「あのサービスとこのサービスだと繋がるので、入力(入社時の新規登録)は1回でOKです」
といったように、業務設計や提案をしながら仕上げていきます。
しかしながら、
「この同じ企業のシリーズでもうまく連携してません」
「一応、【箱】は作れるのですがそれらのデータ全てが連動してる訳ではありません」という事象に当たります。
労務・給与・勤怠などを「人事情報」という上位概念でグルーピングすると、
解決に向かいます。
もちろん新規に従業員を登録する(削除、アカウント停止)わけですから、
全てのサービスが連動しておいてほしいですよね。
企業側としては、入退社手続きの一連の流れにしてしまいたい。
けれども、
どうしても「人事労務まわり」にしか目がいかなくなってしまいます。
実際の企業においての入退社は、
メールのアカウント(Googleアカウント、Microsoftアカウント、Slackなど)や、
ほかに管理するものが実は結構あります。
弊社の例で言うと、Bizerteamやバクラクなどもアカウントを作成して、招待しなければいけません…。
これまでは、 労務 ⇄ 給与 ⇄ 勤怠 の連携でマスタを一元管理してたのですが、
人事労務まわり(労務、給与、勤怠含まれる) ⇄ ITアカウントまわり
と一つ上のレイヤーに括ったもの同士が統一されてないと大変だ!!となってきたわけです。
一方、ITアカウントまわり、の視点も一つのポイントですよね。
企業規模が大きくなってくると、
・「人事労務まわりまとめたい」
・「ITアカウントまわりまとめたい」
という2つの巨大一元化ニーズがすくすくと育ってきてしまうんです。
(細かいところはITアカウントの側面だけでもたくさんあると思うので割愛します)
ここで大事なのは、これらがそのうち戦い始めるんですよね。
人事部 VS. 情シス 仁義なき戦いです。
・どっちがマスタデータ持ってて「正」とするの?
・どっちがユニークキーを取るの?
という話です。
いつかこれらがぶつかって、大きな問題になるだろうことを想定しているのですが、
合わせて問題になるのが、機密情報の管理とワークフローだと思います。
機密情報の管理で言うと、人事情報もIT情報も、おいそれと全員が閲覧できてはダメですし、
それぞれの部門の長であっても、見えてはいけないはずです
(人事部長が他部署の従業員のログイン情報を自由にできる、とはダメですよね)。
管理権限争いがほぼ確実に起きると思います。
次はワークフローです。
情シスが頑張って仕込んだ稟議とかのワークフローシステムがあったとします。
一方、勤怠承認や評価面談などは人事側にワークフローが準備してあるはずなんですよね。
これらが、本来の組織図上は同権限でないとダメなのに、
・それぞれのワークフロー(承認ルート)が実態にあってない、
・メンテナンスができてない(面倒だ)
と言う課題も必ず出てくると思うんですよね。
これらの問題って運用で解決するんでしたっけ??となるはずです。
SaaSを利用しているからこその悩みだとは思うんですが、必ずこうした未来がやってくると思うんですよね。
もっと言うならアカウントだけでも自部門しか見えてないのに、
事業全体で必要な情報が本当に連動して、全体感として得られるのだろうか。
現在、弊社のお客さまにも利用いただいており、何段階か先のフェーズが見えそうな気がしてワクワクしてます!
どっちが「正」なの?問題が勃発する前に、予防できるといいですよね!