【イベントレポート】「緊急開催!クラウド給与計算3社 オンライン年末調整セミナー」(後半)
本記事では、先日開催いたしましたセミナー「【緊急開催!】クラウド給与計算3社 オンライン年末調整セミナー」のレポートをお届けします。
後半では、freee人事労務・ジョブカン給与計算(年末調整機能)・マネーフォワードクラウドについて比較してご紹介します。
機能での比較というよりは「自社らしさ」「自社の困りごと」を抑えられるものはどれか?といった視点でお選びいただくことが成功のカギです。
◆紙で年末調整を行っている
◆年末調整のペーパーレス化のイメージが持てていない
◆ペーパーレス化によって、どのくらい工数が削減されるのか知りたい
◆今年こそペーパーレス年末調整に挑戦したい
上記のお悩みをお持ちの方は、ぜひご一読ください!
前編の記事はこちら
目次
freee人事労務
freeeには以下のような特徴があります。
・勤怠、給与計算含めてひとつのプロダクトで一元管理。複数サービスの連携を考える必要がないため、どっちの情報が正しいか等迷うことがありません!
・管理者画面は見やすく、ストレスフリーな業務ができる。
・従業員の入力画面確認も見やすい!
・年末調整のみの利用も可能。他の給与計算システムで算出した一年分の賃金をインポートすることによって今からでも利用可能。
・給与支払報告書の電子申告に関してはfreee人事労務ではなく「freee申告」というクラウドシステムが必要
※当日は、実際の操作画面を投影しておりました。以下、同様の表現についても同じです。
まずは【管理者画面のホーム】>【年末調整】>【2021年の年末調整初期設定】でどの年で還付・追徴するのかなどの初期設定や、給与支払報告書に記載する項目入力・設定をします。
そうすると、従業員一覧の画面が表示されます。ここでは一目で「誰がどのステータスにいるのか」「どこまで済んでいるのか」を見ることができます。
また、各工程についての完了率がグラフで表示されるので、業務の進捗度合いも一目瞭然です!ゲームのような感覚でストレスなく、年末調整業務が着々と進んでいくことが楽しみになります。
こちらは従業員用の画面です。
必要事項を入力し終えたら、内容の確認画面に進みます。内容に修正がなければ【確認】を押します。家族情報や保険料なども同様で、修正・追記の必要がある項目は操作をして、そうでなければ「確認」を押します。
また、保険料や住宅ローンについては証憑を添付することもでき、従業員としてもfreee人事労務のみで完結することができるので、効率的に終えることができます。
分かりやすい画面と操作で心理的なハードルが下がることも、とても大きな効果ですね!
freee人事労務:サービスサイトはこちら
ジョブカン給与計算
ジョブカン給与計算には、以下のような特徴があります。
・「ジョブカン給与計算」というプロダクトの中に年末調整機能が含まれています!普段給与計算で使用しているシステムで、年末調整まで行える利便性の高さ。
・管理者画面では進捗ごとの閲覧が可能。
・従業員が入力をする際はログイン不要です!管理者から入力用のURLを送るだけで作業を開始できます。(※リンクには有効期限があるため注意)
・年末調整のみの利用は非現実的…できれば給与計算機能もセットでお使いいただくと良いかと思います。
管理者側では「入力中」「差し戻し中」「完了」「対象外」など、ステータスごとに従業員を分けることができます。
従業員は管理者からメールで通知されたURLから手続きが可能で、最初の画面で「12月給与の支給前に退職する予定があるかどうか」を回答します。続いて、二社以上での勤務の有無、今年給料をもらった前職の有無と、二択で回答して進めることができます。
また、元々給与ソフトに入力されている情報が反映されますので、回答者は氏名や住所などの情報を改めて入力する必要がありません。
他にも「収入は給与収入のみか」など、まるでアンケートに回答するかのようなシンプルな方法で、従業員側にとって非常に効率的で悩む余地が少ないかと思います。
給与計算ソフトが異なる場合は、ご担当者様による「転記」が発生してしまいます。
そのため、年末調整でジョブカンを利用する場合は、ジョブカン給与計算とのセット利用をおすすめします。
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マネーフォワードクラウド(MF)
マネーフォワードクラウドには、以下の特徴があります。
・年末調整のみの単体利用可能!前半で説明した士業ブロック、今すぐには費用と工数をかけられない場合におすすめ。
・管理者側画面で進捗ごとの閲覧が可能。
・管理者サポート機能が充実!メールの自動送信や部分的な項目の差し戻しができます!
管理画面では進捗が色分けされていて視覚的にも分かりやすいです。また、メールの通知設定(◯日ごとの◯時にリマインドするなど)ができたり、アラートが上がっている従業員が分かりやすく表示されます。
従業員画面では年末調整の対応についてトップに通知があり、そこから遷移して年末調整を始めることができます。
まずは「手元に必要書類を用意するように」とメッセージが表示され、氏名・生年月日の確認、海外居住かどうかなどの確認・修正を行います。ジョブカンと同じように一問一答に近いアンケート形式で手続きができますので、初めて年末調整を行う方であっても迷うこと無く行うことができます!
たとえこれまでに年末調整を何回か経験している従業員であっても、年に一度のみの作業はどうしても「何をどうすれば良いのか」を忘れてしまいがちです。ご担当者様にとっては、説明や問い合わせ対応の工数が減り、従業員の皆様にとってはストレスなく・スピーディーに作業を行うことができます。
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各プランの準備
前半でご紹介したプランと、おすすめのプロダクトを当てはめると以下のようになります。
【プラン1】
・freee人事労務
・マネーフォワードクラウド給与
【プラン2】
・ジョブカン給与計算
・マネーフォワードクラウド給与
【プラン3】
・マネーフォワードクラウド給与
まとめ
今回はご紹介していませんが、SmartHRは給与計算機能がないため所得税の金額算出まではできません。実質的には申告書に必要な従業員情報の収集機能のみが備わっているということです。いずれかの給与計算ソフトとの連携、手計算いずれかが必要になります。
また、会社全体で徴収・還付のタイミングが決められるかどうか、対象外の方への賞与年末調整が対応可能かどうかといった細かい違いもあるため、還付・徴収を起点としてご検討いただくことも重要なポイントです。
以上、前半と後半に渡って、年末調整直前比較セミナーの内容をご紹介してまいりました。実際のセミナーでは実際の画面を投影しながら、より率直な意見もお伝えいたしました。CLOUD STATIONでは無料のオンライン相談を実施しておりますので、ぜひご活用ください。
また、東京・大阪・名古屋のショールームでは、実際にシステムに触れていただくことも可能です。ご来館お待ちしております!