【比較記事】WEB給与明細〜freee人事労務、マネーフォワードクラウド給与、ジョブカン他〜
本シリーズでは、各クラウドシステムを様々な切り口で比較してご紹介します。
本記事では、WEB配布の給与明細に対応している下記クラウドシステムについて、どのような特徴があるのかをご紹介します。
※本記事の内容は、公開時点の情報です。
freee人事労務
freee人事労務では、その月の給与を確定した後に、給与明細の公開日時を設定することが可能で、
「今すぐ公開」または「日時を設定して公開」のいずれかを選択することができます。
また、従業員に公開されたことを給与計算や労務担当者にメールで通知する機能もあり、給与明細の公開・確認についての作業が効率化できます。
従業員一人ひとりの備考欄を設定することもできるため、CSVインポートで一括登録も可能です。また、特記事項や注意事項を漏れなくしっかりと伝えることができます。
マネーフォワードクラウド給与
マネーフォワードクラウド給与も、従業員一人ひとりの備考欄の設定・CSVインポートでの一括登録が可能です。
また、給与明細の公開日も人事労務freee同様に設定可能ですが、時刻の設定はできませんのでご留意ください。
マネーフォワードクラウドの給与明細のメール通知機能については、こちらの記事でご紹介しています。本記事と、併せてご覧ください。
ジョブカン給与
ジョブカン給与も、freee人事労務・マネーフォワードクラウド給与同様に、備考欄の設定が可能で、CSVインポートでの一括登録も可能です。
また、給与明細を確定する際に、公開日時を設定することができ、それに合わせて従業員に通知メールが届く設定をすることもできます。
jinjer
Jinjerの給与明細は、他のシステムと比べて給与明細の項目が多いことが特徴です。項目を選択して非表示(空欄)にすることは可能ですが、欄そのものを削除することはできません。備考欄については、上記3つと同様に一人ひとりに個別の内容を設定できます(※Jinjerの場合には、「メッセージ欄」という表記になっています)また、CSVインポートでの一括登録も可能です。
給与明細の公開日時の指定も可能で、その際に個人・社用のメールアドレスどちらに配信するかを選択することができます。
HRMOS勤怠
HRMOS勤怠は勤怠管理システムであり給与計算機能は備えていないため、給与データの全ての項目をCSVでインポートする必要があります。ただ、給与明細の作成・配布は無料プランでも利用可能なため、まずはWEB給与明細を試したいとお考えの方にもおすすめのシステムです。
HRMOS勤怠も他システム同様に備考欄の設定も可能で、給与明細の公開については、日付のみ指定できます。
SmartHR
SmartHRは、様々な人事労務の手続きをするための労務マスタの管理をするシステムです。HRMOS勤怠同様に、給与データをCSVでインポートすることによって、給与明細の作成・配布を追加料金が発生することなく行うことができます。
また、SmartHRは、従業員が30名以下の企業では無料で利用することができます。こちらもHRMOS勤怠同様に、導入の検討段階にある企業の担当者の方にもおすすめです。
他システムと同じく、備考欄の設定および給与明細の公開日時の設定が可能で、メール通知の設定をすることもできます。
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こちらの動画では、本記事の内容を動画でご紹介しています。また、各社の実際のWEB給与明細や画面もご紹介しておりますので、併せてご覧ください。