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【特別インタビュー】業界初のクラウド労務デューデリジェンスシステム「サキレポ」について、あれこれお話しいただきました!

本記事では、クラウド労務デューデリジェンス(以下、DD)システム「サキレポ」を企画・開発・提供されている「源コンサルティング」代表取締役谷川様にお話を伺いました!

 

開発の背景や選ばれるご理由、また社労士業界の今後についてのお考えについても、独自の視点を語っていただけました。

会話形式で、ニュアンスも伝わるように工夫しておりますので、ぜひ、ご一読ください。

 

【特におすすめの方】

・サキレポを検討中の方

・労務DDにご関心がおありの方

・何か新しい労務施策に挑戦したいとお考えの方

・社労士事務所内の教育に関心がある方

・社労士事務所・顧問先のコミュニケーションにご関心がある方

 

サキレポ サービスサイトはこちら

 

【ご紹介 ※敬称略】

谷川 輝

株式会社源コンサルティング 代表取締役

一般社団法人日本コンプライアンス推進協会(JCPA) 理事

一般社団法人労働環境改善協会(WEIA) 理事

 

大手社労士法人と大手会計系コンサルティング会社でのコンサルタント及び経営企画・経営管理の経験を経て2021年1月に株式会社源コンサルティングを設立。

スタートアップやベンチャーのコンサルティングをはじめ、「サキレポ」を活用したコンプライアンス経営の推進に従事。今後もコンプライアンス関連のSaaSサービスを展開予定。

 

杉野 愼

株式会社TECO Design 代表取締役

 

岡山県笠岡市出身。広島大学大学院 工学研究科 修士課程 修了。

医療系IT上場ベンチャー企業に就職。テレアポから営業トークまでを徹底的に分析して、マニュアル化。科学的な営業を取り入れ、トップセールスを継続達成。

 

中四国大手の社会保険労務士事務所に入社。実際に給与計算業務などに従事し、顧問先担当企業のIPO、M&Aも経験。同時にIT推進室室長として、社内のマニュアル整備、IT推進などに注力。

 

またグループ内でコンサルティング会社を設立し、顧客データベースの導入・移行作業や、クラウド勤怠、クラウド給与等の導入、また、業務フローの見直しなどを含めたバックオフィスの業務設計を中心に実施。これまでに、300社以上の給与・労務・勤怠サービスの導入支援業務を実現。

 

【今すぐは読む時間が取れないという方に、これだけは伝えたいポイント!】

 

・会社経営において、売上や利益など数字で見えるもの「以外」も重要だという文化は今後必ず形成されるはず。そのための先の一手として、ぜひサキレポをご検討ください!働き方の改善、組織の状況を正しく把握して改善することが当たり前の未来を先取っていきましょう。(谷川様)

 

・売れれば良い、という発想で作られていないのがサキレポの素晴らしいところです。

本当に労務や労務DDの力を使って、事業を伸ばして、働きやすさを実現して、世の中を変えるところにアプローチされているのがサキレポだと思います。

 

労務担当の方が、事業を伸ばすためにはどうしたら良いのか?という議論ができれば、労務という仕事の価値がさらに上がり、生産性も上がり、企業が強くなります。考え方に賛同される方は、ぜひご検討ください。何より、とても安いのです!※

 

※9,800円/月〜

サキレポについて

 

ー本日は、よろしくお願いします。まず、サキレポの開発背景についてお教えいただけますでしょうか。

 

谷川様:背景としては二つあるのですが、共通する部分からお話しますね。

私は元々社労士法人で、IPO準備中のクライアントの労務DDを担当していたのですが、

その業務を月に2〜3件コンスタントにやっていく中で、まずは業務的にかなり非効率だなということが見えてきました。

 

すべての作業を人力でやっていますし、紙ベースであることが多かったり、機械的に質問をして答えていただいたりと、時間も工数も嵩んでいました。つまり、労務DDの非効率性に気がついた、というのが一つ目のきっかけです。

 

もう一つ、労務DDを数多くこなしていく中で、お客様のお声として「もっと早くやっておけば良かった」「最初に知っておけば良かった」ということをいただくようになりました。それと同時に、私自身もそうあるべきだと思ったんですね。

 

今の時点では、DDを定期的に行うという会社は非常に少ないかと思いますが、本来的には年一回くらいは組織の健康診断としてやっていけば、IPO準備中にバタバタすることもないと思います。

 

IPO準備のための労務DDだけではないのですが、健全な企業体質を実現するには、定期的にモニタリングすることが正しいのでは?というフラストレーションがありました。

 

一方で、DDを定期的にやろうとしても、それこそ時間もお金もかかるわけですよね。

だったら、ネットで費用を抑えて・楽にできるようにならないかな?と思い、サキレポの開発をはじめました。

 

ー私自身、IPO準備中の会社におりましたが、確かに当時の労務担当の方はかなり大変そうでした。通常業務もある中で更にやることが増え、それで「もっと早くやっておけば良かった」と後悔されている方もいらっしゃったのでしょうか。

 

谷川様:全員が全員ではなく、準備中に集中して工数をかけてIPOできれば充分と思っている方のほうが多いような印象もありました。それでも、体感で三割くらいの方は、もっと早く・・・と仰っていましたね。

 

数としては多くはありませんが、それが原因で上場時期が伸びた企業の方もいらっしゃいました。

 

杉野:僕としては、短期集中IPO・労務DDの難易度が上がったんじゃないかと。世の中が正しい方向に動いたんじゃないかなと思うんですが、昔は一夜漬けで対応できていたテストが、いまではそうは行かなくなったというか。

 

谷川様のお話を聞いていて、こういった世の中の変化もニーズに繋がっているのかなと思いました。それから、それによる損失ー上場が延期になるなどのリスクを認識している人も増えたんじゃなでしょうかね。

 

それから、IPOとかM&A関係なく、会社としてちゃんとしようよという風潮も出てきたけれど、まだまだ「健康診断しろって言われたから」くらいの意識の方が多くて

「健康的な日常生活を送ろう」というところまでは来てないんじゃないかなと。

 

谷川様:杉野さんが仰った通りで、最初は一夜漬けで対応できていたことが、そうじゃなくなってきたんですよね。

この先、会社の定期健康診断を行うことが当たり前になる世の中が絶対に来ると思っていて、サキレポはそこにいるんだとも思っています。

 

杉野:いずれ、サキレポが目指しているところとぶつかりますよね。

 

ーちなみに「サキレポ」の名前の由来は、世の中の一歩先を行く・・・というところからでしょうか?

 

谷川様:それは、先にレポートが出てくるから「サキレポ」なんです。

労務DDって、基本的にレポートが出てくるのは後のことなんですよね。

 

杉野:これ、素晴らしいことですよ。

DDの開始と終わりって、必ずタイムラグが生じるわけですよ。「三〜六ヶ月前のこと言われても」となりがちなんですが、サキレポだったら今の状態がすぐ分かるので、すぐに修正できるんですよね。

例えば書類が揃っていない、ということだったら、すぐ改善できますよね。

 

だいたい書類関連の不備って、やってない・やっているけど間違っているの二パターンで、「やってない」なんてすぐに直せることですよね。直す気がある前提、ですけど。

 

ーPDCAサイクルを早められる、ということですね。

 

杉野:そうですね。100点主義というか、納品主義というか、そういった考えがだいぶ失われていますよね。

 

ある一定のゴールを目指して時間をかけるよりも、60〜70点でまずは出してスピードを出して早くゴールに到着するというサイクルになってきているかと思います。DDも同じですよね。

 

ースピード感、大事ですね。

サービスサイトに、業界初のという文言がありましたが、他ベンダーよりもいち早く労務DDの課題に気が付かれていたのですね。

 

谷川様:今では競合サービスはありますが、当時は同じような機能を持ったシステムは出ていませんでしたね。

 

これが正解の考え方かはわかりませんが、社労士業界というのはデジタル化に前向きではなかったので、「DDをデジタル化・自動化しよう」という発想自体がなかったんじゃないかと。

 

後は、デジタル化してまでもDDしようという未来が見えていなかった、ということもあったのではないかなと思います。

 

ーなるほど、ありがとうございます。

サキレポの価値提供について

 

ーお伺いしていると、業界の流れを先取りされた新しいサービスだという印象がございます。サキレポユーザーの方は、どのような点をご評価されているのでしょうか?

 

谷川様:導入の決め手として、皆さん仰るのは「使いやすさ」ですね。シンプルで使いやすい、というお声をよく伺います。

 

サキレポを開発したときの思いとしては、先ほど申し上げたようなDDを身近にしたいというものがあるのですが、一方でコミュニケーションツールにもなると思っていて、

私としてはこちらをより強く出していきたいと考えています。

 

例えば、社労士事務所と顧問契約を結んだとして、基本的に社労士は待ちの姿勢であることが多いというか、「何かあったときの保険」的な存在であることが多いと思うんですよね。

それで、蓋を開けてみたら手の施しようがなくて、企業としては何年も前から契約してるのになんで言ってくれないんだとい思いになるでしょうし、社労士としては言ってもらわないとわからないよと思うでしょうし。

 

このコミュニケーションのギャップを埋めるためのツールとして、サキレポはとても有効だと考えています。

サキレポでの質問項目はたくさんあるのですが、月に一つ顧問先に対応していただいて、社労士はその結果に基づいてアドバイスをしたり面談を設定したり。そうしたコミュニケーションの積み重ねで信頼関係を築いていって、膿を出すことで顧問としての価値が上がると思います。

 

逆に、今後においては能動的でないと、社労士を契約する意義がなくなってくるんじゃないかと。自社でできたり、安価な相談サービスも出てきたりしている中で、社労士が介在する意義をより強めたいという構想もあります。

 

ー受動的と言いますか・・・従来の方法では、価値があると判断されづらくなってきているのですね。

 

杉野:ビジネスをやる側としては、顧問料ってすごい発明だと思っていて。何もしなくても決まった額が入ってくるって発明だと思うんですけど、あれ?と違和感を持つ企業が増えてきたんでしょうね。

 

谷川様:あるサービスだと、月一万円程度で依頼できてしまうそうで。

 

杉野:健全かどうかはわかりませんが、競争という点では「安いけど間違える」社労士がいてもおかしくないですよね。みんなで同じことをやって競争しようとするからおかしいことになるわけで、ここは安い事務所に依頼しようとかって決められるはずですよね。

 

毎日は無理だけど、たまにはフルコースを食べたいなとか。例えば、ファミレスしか無いと困っちゃうじゃないですか!なんでもあるように見えるけど、その実態は・・・っていう。

そこが結構過大なんじゃないかな、と思うんですよね。労務業界の。

 

ー差別化して、その事務所だけの何かを見いだせると営業的にも強いですよね。

営業といえば、先ほど仰っていたコミュニケーションツールとしての価値ですが、営業ツールとしても活用できるということでしょうか。

 

谷川様:仰る通りで、事例もあります。元々は給与計算の依頼だったそうですが、サキレポを使って「こんなこともできます」「こんな課題がありますね」とお話されて、コンサルティング契約を受注されたなんてお話を伺いましたね。

 

杉野:全然取れますよね。

 

谷川様:これは社労士側のメリットですが、サキレポの項目を三つ、四つと対応していくと関係性ができるので顧問を変更されてしまうということを避けられるということもあります。実証はこれからですが、想定は十分できるなと。

 

杉野:サキレポでは、全部で二十五の設問があるんでしたよね。社労士側から「はいどうぞ、できたら呼んでください」と依頼するだけだと、これまでのコミュニケーションと変わらないと思うんですが、

仮に月二つずつ対応・レビューしていくと、全部終えるのに約二年かかりますよね。

 

とすると、その間の関係構築が自然とできるし、進捗が目に見えるので「社労士が何もしてくれなかった」なんていう不満も生じないと。

 

今度、サキレポの効果的なセミナーなんかもやりたいですね!

そのまま投げたら一緒ですが、コミュニケーションの接点を増やすことで関係性を築けるし、とんでもないことじゃなくて綺麗にするフェーズがまずあって、その後に上乗せでより前に進めることができる。

 

「蓋を開けてみたら地盤からグラグラ」ということは、防げるというのは双方にメリットがありますよね。

 

谷川様:例えば、サキレポを契約しておいて、月一〜二万でも良いから、サキレポだけに特化した社労士の方も出てくるんじゃないかなと。顧問料の中でやりますと。

労務DDのノウハウが詰まってますので、経験が浅い社労士の方でもできるというメリットもあります。

 

ー最近開業された方や、若手の方を育てたいという事務所にもおすすめですね!

 

谷川様:そうですね、社員の教育ツールとしても使えるというお声もいただいています。

 

ー先ほど、使いやすさでお選びになる方が多いと伺いました。今年の9月にUIを大幅アップデートされていらっしゃいますが、特にこだわった部分やポイントなどを教えてください。

 

谷川様:そうですね、一言で表現するとSaaSっぽくなりました。デザインの変更意図としては、今後事業会社への展開をしていきたいというものがありまして、そうなると見た目的に馴染みのあるようなカラーリングやデザインのほうが良いだろうと。

 

社労士の皆さまからも、今のほうが使いやすいとご好評いただいています。

 

杉野:何かしらのSaaSを使ったことのある方であれば、直感的に「ここにこれがあるだろう」というのが分かりやすくなったということですね。

 

ー迷わずに使うことができる、というのは重要ですよね。

 事業会社への展開ですが、具体的にどのようにお考えでしょうか。

 

谷川様:そもそも、サキレポの開発においては、事業会社がセルフチェックできるということを目指していたんですね。今いまはニーズ喚起や啓蒙が必要な段階なので、社労士の方に使っていただくことでエンドユーザーである事業会社に届ける、という方策を取っています。

 

ですが、ゆくゆくは「自社でしっかり管理をしよう」という世界になってくるんだろうと思います。自社でチェックをして、困ったら社労士が中身を除きながら解決に導くようになるんじゃないかと。

 

そうなると、今の機能だけだと足りないと思ってるんですね。

一つの項目に回答して結果が出てきて、ちょっとしたコメントが出てきて・・・年内一杯を目途に、ここに加えて前回との比較機能や改善の進捗度が分かるような機能を作ろうと取り組んでいます。

 

これによって、自社のセルフチェック機能が備わる。その後に、事業会社への展開を考えています。

 

杉野:すごく良いですね!僕たち、勤怠管理や給与計算システムの導入支援を提供しているのですが、ひと昔前は紙のタイムカードやFAXを代わりに計算するのが仕事という社労士の方も多かったんじゃないかなと思います。

 

でも、これをシステムがやってくれるとなったときに、同じ金額でそれだけの価値を出せるのか?という疑問が出てきますよね。DDも、オーダーメイドでやっていたからこれくらいかと思っていても、ほぼほぼシステムから出てくるようになると回答の質とか会社のことを理解してくれているとかが重要になりますよね。

 

通り一遍の回答だったら、システムから出てくるわけですから。よりレベルをあげないといけない、という風潮になってきていますよね。

 

世の中の労務への興味関心が引き上がってきて、社労士の方も深堀りできるようになってくるかなと。

 

谷川様:前回との比較、進捗把握の機能はセルフチェックのためはもちろんですが、社労士の存在意義を可視化できるという副産物もあると思いますね。

 

ーなるほど。

課題解決の進捗が見える化するというのは、事業会社の労務担当としても、ご自身のキャリアアップや社内の労務の地位向上にも役立つのではないかという印象を持ちました。

 

谷川様:これは労務に限ったことではありませんが、事業会社の管理部門というのは中々数字で見にくい部署だと思うんですね。

 

ある取り組みによって、これだけ改善しました・前に進みましたというのを知るには、やはりシステムの力を借りるしかないのかなと。

 

杉野:SaaSのメリットとして、習得のスピードを上げられるということもあると思ってまして。やらないといけないことが点としてあって、例えばDDやれと言われても何も知らない状態だと、まず調べるところから取り組みますよね。

 

SaaSだったら、何をするべきかというのが画面から分かるので、「どう解消しましょうか」という建設的な議論に持っていけるんですよね。知識も何もない状態で「やれ」と言われても、勉強会に参加して本買って・・・なんてやっていたら、あっという間に半年〜一年経ってしまいますよね。

 

と、考えると、さっと買って導入したほうが手っ取り早いですよね。トーナメントでいうところの「シード」というか、なんで使わないんだろう?って思うんですよ。

「シード権を買っている」と思ったら、安いものですよ。

 

谷川様:だいぶ安いですよ。

 

ー安いと言うと、サキレポの月額利用料のお得さに驚いたのですが・・・。

 

谷川様:いま、ミニマムとスタンダードの二つのプランを用意しています。ミニマムは、月9,800円から。前回比較・課題の進捗管理機能が使えるプランは、月25,000円くらいで考えています。

それでも安いかな、と思いますが。

 

ー9,800円、驚きですよね。最初、見るところを間違えているのかと思いました。

機能も豊富で価格もお安いとなると、サキレポを使わない理由が思い浮かばないくらいです。

 

谷川様:そうですね、サキレポはまだまだあまり多くの方に知られていないサービスですが、商談やセミナーでは半数くらいの方がその場で導入を決めてくださっています。

ありがたいことに、価値がしっかりと伝わっているのだな・お客様が欲しいものを提供できているのだなと。

 

ー即決される方は、どのようなご理由がお多いのでしょうか?

 

谷川様:一番多いのは、顧問先とのコミュニケーション改善を期待いただいてるということですね。DDをやりたいという方はそんなに多くなくて、コミュニケーションをもっとしっかり取りたいとか、漠然と新しい取り組みをはじめたいという方もいらっしゃいます。

サキレポが見据える未来

 

杉野:すごい思いつきですが、例えばサキレポスコアのようなものが出せたらおもしろいですよね。「うちの会社はサキレポスコア90点超えです」って採用情報に書いて、きちんとした会社だよとアピールできたりして。

 

谷川様:実は、構想していたときもありました。

実現には至らなかったのですが、究極的にはそこを目指したいんですよね。

IPOするというときに、サキレポで◯点以上という基準を設けられたらなと考えています。

 

これもまた先の話ですが、サキレポ認定社労士のようなものも作っていきたいですね!

 

ー社労士の方の価値向上にも繋がりますし、事業会社の方としても安心できますよね。

 

杉野:例えば、お客様のサキレポスコアの改善幅が一定以上の社労士はゴールド認定とかってできれば良いですよね。「この人に頼めば改善される」というのが分かれば、事業会社の方も嬉しいですよね。

 

ー話は少し戻りまして、

社労士とのコミュニケーション改善や新しいことへの取り組み、ということを期待されている企業の方も多いとのことですが、IPO準備中以外の企業様もお使いなのでしょうか?

 

谷川様:そうですね、例えば代替わりをした会社で、二代目の方が労働環境の改善にご関心があったり・・・という企業様もいらっしゃいます。

ただ、基本的には将来的にはIPOを目指している、というご理由の企業様が多いですね。

 

いずれは、IPO目的だけでなく会社の環境改善目的として、DDをする世界に持っていきたいです。

 

杉野:まず、まず困っているという明らかなニーズがあり、それをテクノロジーで解決できますよというのがあるわけですね。次に啓蒙活動や社労士の皆さまを中心とした「広げる」という活動があって、最終的には「やるのが普通」という世界にしたいということですね。

 

新しい世界に進むためには、社労士の方に頑張っていただきたいですね。

 

ー今日お伺いした中でも、社労士の役割が変わるフェーズにあるというようなお話もありました。お二人から見て、これからサバイブしていくにはどういった事が必要だと思われますか?

 

谷川様:二点あるかなと。一点目は、やはりテクノロジーの活用です。

サキレポのみでなく、勤怠管理、給与計算とさまざまなシステムを上手に使っていくことはマストです。もう一点は、能動的というか、お節介くらいであることだと思います。

 

二点目は、能動性です。知識もあってベテランだけど何もしない人より、よく分かってなくても「大丈夫ですか」とお声がけして、即答できなくても調べて回答を出せる方のほうが信頼されるんじゃないかな。

 

労務への関心が高まってきているとはいえ、経営者の一番の関心事にはなってないんですよね。なので、社労士から積極的に「あれやってますか」「これやってますか」と聞いていかないと、今のベンチャーの成長速度と合わないと思います。

 

杉野:色々説明はしてくれて、知識もあるけれど「最後は貴社の決めです」とかって言われることもありますが・・・そんなの分かった上で聞いてるんですよね。

もうちょっと深い話ができるかどうか、一緒に決めるくらいの入り込みが必要ですよね。

 

谷川様:後は、正論だけじゃないというか、「これはバックデートでやっておけば大丈夫です」とか実務に寄り添った話ができることも大事でしょうね。

 

杉野:グレーな度合いを教えてほしいですよね。

セーフかアウトかは見れば分かるけれど、このグレーは経過観察で良いのか、放っておいても大丈夫だけれど万が一何かあったら大問題になるのかとか。

 

そのバランスを教えてほしいんですよね。短期、中期でどんなメリット・デメリットが有るのかを伝えられたら、社労士としての価値が上がりますよね。

 

社労士の仕事自体は、しばらくなくならないと思います。でも、選べなくなるんじゃないかな。

 

テクノロジー、コミュニケーションを強めていかないと生き残れないと。

そこから外れたら、雨ざらしになっているマーケットを拾っていくしかないと言うか・・・依然としてアナログだったりブラック企業を引き受けざるを得なくなる。

 

そうなると、今度は社労士界において、クリーンな仕事をしている事務所との間で採用が激化しますよね。仕事はあるけれど、採用できないから結局自分でやるしかないことになるんじゃないかなと思ってます。

 

谷川様:例えば、税理士とか会計士の方で、今どき「SaaS全く使えないんです」という方だと候補から外れちゃいますよね。もう良いです、ってなっちゃうじゃないですか。

 

杉野:サキレポのすごいところは、事業会社向けの機能・画面がちゃんとあることですよね。

 

かつては社労士向け・税理士向けのソフトがあって、SaaSベンダーが事業会社に開放したという流れがあったんですが、そうなるとユーザーである事業会社側に選択肢ができて決定権が生まれたんですよね。

 

それまでは、士業にお願いしてやってもらうか、CD買うかで。

 

サキレポだったら・・・

ある社労士に見積もりしたら、最初にサキレポで健康診断をしてくれるのに、この事務所は80万円ですとかって言われたりして。そうしたら、そこには頼めないですよね。

これは近い将来起きるんじゃないかと思っていますが、新規受注時に健康診断をするようにしたら事業会社に価値を感じてもらいやすくなりますね。

 

谷川様:というか、それが当たり前なんだと思うんですけどね。

 

杉野:例えば、無料でサキレポ使えますなんてばらまいて、使ってくれたところに順番に営業かけていったら、全部受注できちゃいそうですね。コメントが欲しい場合には有料です、なんて。

 

開業時にSNSで無料キャンペーンとして展開して、これ以上は有料サービスですよとご案内したら、かなり受注できそうです。

 

ーそれに、人力で無料相談を行うよりも効率的ですね。

 

さきほど、年内には新機能を追加されるご予定と伺いましたが、他に今後のご予定についてお教えいただけますでしょうか。

 

谷川様:フェーズで言うと、大きく三つ考えてます。今はその第一段階ですが、まずは社労士の方に知っていただくことですね。その次が、事業会社がサキレポを使ってセルフチェックをする文化をつくること。

最後のフェーズが、MAやIPOをするときにサキレポを導入しているかどうか、スコアはどうなっているかが一つのチェックポイントになっている状態にすることです。

 

二つ目のフェーズは、今すぐでなく数年単位の取り組みになろうかとは思いますが、それぞれのフェーズ達成のために機能追加やUIUXのアップデートなどに取り組んでいるところです。

 

ーありがとうございました!

 

 

月額9,800円(税抜)から使える、リスク診断&コミュニケーションツール「サキレポ」についてご紹介しました。

サービスサイトからのお問い合わせで、デモ画面を見せていただけるそうです!

 

サービスサイトはこちら https://minamotoc.jp/sakirepo/

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