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【比較記事】クラウド給与の手当項目の上限数は?

オンプレミスの給与計算ソフトからの乗り換え

 

 これまでオンプレミスの給与計算ソフトを利用していて、クラウド給与計算システムへ切り替えることを検討されている場合も多いですよね。そのときに気になるポイントのひとつが、「手当項目(控除項目)は最大でいくつまで作ることができるの?」ですよね。

 手当項目の作成数に上限があることで、一時的に支払う慶弔金や、時期をさかのぼって昇給、昇格をした場合の手当の遡及項目・調整項目、人事制度を見直すにあたって暫定的に支払う手当項目の登録などを、ひとまとめに「その他手当」にまとめて給与計算をしなければならなくなります。

 「その他手当」にまとめてしまうことのデメリットとしては、月額変更(随時改定)、算定基礎届(定時決定)または離職票の作成などにあたり、労働基準法上の賃金となるか、社会保険上の報酬に該当するのかなどの判断をつけることが難しくなる点です。数ヶ月前の手当を振り返る場合もありますし、社会保険労務士さんなどにアウトソーシングしている場合には、手当の性質を確認するコミュニケーションが多くなるなど、書類の作成での手間が増えてしまいます。できれば、手当項目名は正しく登録していきたいものですよね。

 オンプレミスの給与ソフトでは設定可能な項目数に上限があるソフトもあったため、あきらめていた、という企業様は、クラウド給与システムを選ぶ際には、しっかりと確認しておきたいですね。

 

実際に手当項目、控除項目を登録しました

 

 弊社では、実際にfreee人事労務、マネーフォワードクラウド給与、ジョブカン給与を実際に設定を行いました。とにかく、どんどんと手当項目を登録して、実際に稼働することを確認したので、その項目数を次のとおり、ご報告します。ぜひクラウド給与システム選定の参考にされてみてください!

 

サービス名 手当項目の上限数
freee人事労務 100以上設定可能なことを確認済み
マネーフォワードクラウド給与 20以上設定可能なことを確認済み
ジョブカン給与 20以上設定可能なことを確認済み

 

 また、控除項目においても、同様の検証を実施しました。
 給与計算時の控除項目についても、その他控除、に取りまとめてしまうデメリットがあります。たとえば、従業員本人の給与明細では、手取り額にそのまま影響する控除項目に「その他」と、内容のよくわからないものが記載されていると不安になりますよね。もちろん備考欄や事前にお知らせしておくことで、説明は果たせるかもしれませんが、やはり「その他」は不透明な情報なので、あまりおすすめできませんね。

 さらに、給与計算業務が終わればすべて完了ではなく、賃金台帳・支給控除一覧表など会計ソフトとも連携が必要なりますね。経理部門の方にとっても「その他」という項目は不親切なので、できれば同じ性質のものをひとつの控除項目に取りまとめたいところです。

 

サービス名 控除項目の上限数
freee人事労務 100以上設定可能なことを確認済み
マネーフォワードクラウド給与 20以上設定可能なことを確認済み
ジョブカン給与 20以上設定可能なことを確認済み

 

 上記、いかがでしたでしょうか。あくまで検証できた範囲内ではありますが、今回の範囲以上に項目数は設定できると考えてよさそうです。給与計算システムの入れかえは、給与明細書・支給控除一覧表・賃金台帳を整備するチャンスでもあります。これまで「その他手当」などと括っていた項目は、もう止めにしましょう!

 

 freee人事労務、マネーフォワードクラウド給与、ジョブカン給与の賃金台帳

 

 実際に、クラウド給与計算システムで賃金台帳を設定して、表示したデモ動画もぜひご参照ください。出力した帳票をご覧いただけます。

 

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