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算定基礎(定時決定)の反映方法について|クラウドステーションのBLOG|人事労務 関連SaaSを体験できる「CLOUD STATION」

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算定基礎(定時決定)の反映方法について

本記事では、社会保険料を算定する根拠となる「標準報酬月額」が変更された際の、クラウド給与計算システムの設定についてご紹介します。

 

定時決定(算定基礎)とは

 

標準報酬月額が変更されるタイミングは、今回とりあげる「定時決定(算定基礎)」を合わせて下記の5つです。

 

  1. 定時決定(算定基礎)
  2. 取得時決定
  3. 随時改定(月額変更)
  4. 産休育休明け月額変更
  5. 定年再取得

 

定時決定とは、毎年1回決まった時期に、社会保険の被保険者を対象に標準報酬月額の見直しを行なうことです。具体的には、4月から6月までに支払われた給与額をもとに最新の標準報酬月額を算出して決定します。毎年7月10日までに「算定基礎届」を作成・提出する決まりになっています。

 

そうすると、9月分の保険料から新しい等級を用いて計算された社会保険料が適用されます。つまり「10月払い」の給与にそれが反映されているはずです。

※社会保険料は翌月徴収であることが多いかと思います

 

【参考動画】

【師範の尊いお導き】定時決定 #6

【師範の尊いお導き】社会保険料を抑えたいから春は残業減らせ!? #7

【3分労務クラブ】#5 随時改定【ヅカ先生】

【師範の尊いお導き】随時改定 月額変更について #8

 

freee人事労務

 

勤怠管理や給与計算から年末調整、入退社手続きなどの業務までを「一気通貫」で行うことが特徴のfreee人事労務。もちろん、定時決定もfreee人事労務のなかで行うことができます。

 

ただし、その結果を、従業員情報に自動反映させる機能はなく、管理者が手動で変更する必要がありますのでご留意ください。

 

画面上で1人ずつ更新するやり方

 

まず、該当の従業員情報の編集画面を開きましょう。

この際、どの支払月の情報を編集しているかを確認することが最重要です。freee人事労務は、こちらの画像のように「月別に従業員情報を保有できる」ことも特徴的です。

過去分にさかのぼって、当時の等級や基本給設定を容易に確認することができ、未来月についても昇給の予約などをしやすくなっています。

 

標準報酬月額についてのみCSVで上書きインポートをする

 

freee人事労務には、従業員情報の一部項目だけを上書きインポートできる便利な機能があります。

 

[従業員]画面で[一括更新▼]→[標準報酬月額の一括更新]をクリックし、対象年月(支払月)を選択し、[はじめる]をクリックします。続いて、「標準報酬月額の一括更新」画面で[CSVをダウンロード]をクリックし、インポート用テンプレートCSVをダウンロードし、これに上書きし、最終的に同じ画面上にアップロードすれば完了です。

 

Excelなどの表計算ソフトで編集作業をする歳に、算定結果を見ながら自身で標準報酬月額を書き起こすという手作業がどうしても発生してしまいます。必ず別の方がダブルチェックをするなど、記載内容にミスが起こらないように注意を払うことが必要です。

 

マネーフォワードクラウド給与

 

マネーフォワードクラウド給与(以下、MF給与)は、従業員マスタを月別に持てるわけではありません。

しかし、標準報酬月額を複数登録できる機能がありますので、標準報酬月額が変更となる場合に、事前に変更後の標準報酬月額も登録することができるようになりました。

 

MF給与だけ利用されている場合

 

① 画面上で1人ずつ更新するやり方

 

「従業員一覧」>「給与情報」>「健康保険/厚生年金保険」を、編集します。

適用開始月を入力し、月額表から新しい等級を選択して保存します。

※二以上勤務者の場合など、任意の社会保険料を控除することもできます。

こちらは履歴を持たせて管理することはできませんので、変更のタイミングに注意する必要があります。

 

【参考動画】

【3社比較】二以上勤務者×クラウド給与 どうするか問題(ジョブカン マネーフォワード 人事労務freee)

 

② 一括CSVインポート

まず最新の従業員情報をダウンロードし、標準報酬月額の欄を編集・追記し、上書き保存をし、MF画面上にアップロードすることです。

 

この場合の注意点は、「桁数」です。

表計算ソフトで編集する場合には、標準報酬月額以外の欄の桁数にも注意しておきましょう。意図せずに、口座番号や被保険者番号といった欄のケタ数が減ってしまう可能性がありますので、十分気をつけてください。

 

また、MF給与と連携して「マネーフォワード社会保険」を利用して算定基礎届を提出している場合には、MF給与の従業員情報から「従業員の追加/更新」>「マネーフォワード クラウド社会保険から標準報酬月額をインポート」というボタンをクリックすることで、簡単に各従業員の標準報酬月額を更新することができます。

 

【参考情報】

マネーフォワード クラウド社会保険(FAQ)「随時改定」と「定時決定」の結果を「マネーフォワード クラウド給与」に取り込む方法を教えてください。

【参考動画】

マネフォ給与】初心者必見🔰従業員CSVインポートで注意するポイント

【MF給与】その4 マネフォ社会保険でらくらく定時決定!

 

ジョブカン給与

 

画面上で1人ずつ更新するやり方

 

標準報酬月額についてのみCSVで上書きインポートをする

 

こちらは、TECO Designとジョブカン給与計算とのコラボ企画によって実現した機能改善です!これによって、従業員情報の一部項目だけを上書きインポートできるようになりました。

まず、標準報酬月額変更用のフォーマットを作成しますます。従業員一覧>従業員データダウンロード>新規項目フォーマット作成を選択します。

 

標準報酬月額の部分だけを上書きできる内容のフォーマットを作成し、保存します。

その際に作ったフォーマットを使ってデータをダウンロードし、そちらをひな型として編集・保存したものを、今度は従業員登録>更新(CSVインポート)からアップロードすると反映されます。

他にもフォーマットを作っておけば、住民税のみの変更・基本給のみの変更などの操作も簡単に行うことができます。

 

【参考動画】

3/4 コラボ企画!ジョブカンさん改善要望めっちゃ実装してくれた…😿

 

算定基礎届の自動作成

 

ジョブカン給与計算では、3月・4月・5月・6月支給の給与を確定すれば「算定基礎届」を自動作成でき、定時決定もらくに済ませることができます。こちらの機能を使っていれば、改定後の標準報酬月額も簡単に従業員マスタに反映させることができます。

決定後の標準報酬月額を従業員情報に反映させるためには、左側メニューの「書類作成」>「算定基礎届」>該当年度を選択し>「標準報酬月額改定」と進み、「確定」をクリックします。

共通の注意(ジョブカン給与計算・MF給与)

 

算定基礎届を提出し標準報酬月額が決まると、健康保険組合から「標準報酬月額決定通知書」が送られてきます。この内容を確認し、クラウド上で自動反映した標準報酬月額の値と相違がないかを確認しなければなりません。

「標準報酬月額決定通知書」の内容と異なる場合には通知書通りの設定になるよう、画面上で修正が必要です。

 

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以上の内容を、こちらの動画でもご説明しています。
実際の画面も映しておりますので、ぜひご覧ください。

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