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【ROMEの休日】衛生管理者専任の規模要件に派遣労働者は含むのか

ROMEの休日

「今さら聞けないけどこれってどうなの?」
「難しいケースに当たってしまったけど、どうしたらいいかわからない」

そんな労務担当者さまのお悩み・ご質問に答えていくコーナー「ROMEの休日」。

労務に関わることならなんでもOK。労務の専門家が、みなさんのお悩みにお答えいたします。

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Q.衛生管理者専任の規模要件に派遣労働者は含むのか

私はIT事業の採用担当者をしています。今回派遣労働者の受け入れを考えています。

受け入れると当事業場で働く人の数は200人超となる見込みですが、衛生管理者の選任の規模要件は、派遣労働者も含めて考えるのでしょうか。

A.派遣労働者も含めた人数規模に応じて選出します

衛生管理者の選任が必要なのは、常時使用する労働者数が50人以上の場合です。選任すべき人数は、50人以上200人以下なら1人以上、200人超500人以下なら2人以上……3000人超なら6人以上と規模に応じて定められています。  

ここでいう常時使用する労働者数とは、日雇労働者やパートタイマーなどの臨時的労働者の数を含めて、常態として使用する労働者の数を指します(昭47・9・18基発602号)。さらに派遣労働者は、派遣元・先のどちらでも含まれるとしています(平21・3・31基発0331010号)。

ご質問の場合は、もう1人選任が必要といえるでしょう。

回答者プロフィール

小野寺 恵美子

ある中小企業の労務実務担当を経て、現在は人事総務部長に。

労務の実務担当として数々のピンチを乗り越えてきた小野寺さんのストーリーはこちら

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