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本記事では、下記システムを対象に、従業員マスタ・退職した従業員の住民税一括徴収方法について比較してご紹介します。
freee人事労務では、月別に住民税の金額を登録することができます。
宛名番号は入力箇所がなく、管理の対象外になっています。
退職者の住民税一括徴収については、自動計算では対応していません。
仮に、1月に退職予定の従業員がいる場合には、1月の住民税の金額を入力する箇所に、その年の5月分までの金額を足した数字を、入力する必要があります。
通知書を参照して新たに金額を入力する場合には、従業員マスタの「一括更新」から、「住民税額の一括更新」を選択し、そちらのメニューから一括登録作業に取り掛かることができます。
ジョブカン給与の住民税マスタでは、「簡易設定」もしくは「月別設定」の二種類から選ぶことができます。
月別設定を選択すると、この6月から翌年5月まで、個別に金額を設定できるようになります。
ジョブカン給与も人事労務freee同様に宛名番号を入力する箇所はなく、管理の対象外になっています。
また、退職者の住民税一括徴収の自動計算も、人事労務freee同様に対応していません。
担当者自身が、退職日が属する最終月に別途計算したトータル金額を手で入力する必要があります。
注意点としては、複数の従業員情報をCSVファイルのインポートによって更新する際には、他の項目もインポートする必要があるということです。
一括インポートは、通常そう何度も実施することではありませんが、忘れることがないようにご留意ください。
後述するマネーフォワードクラウド給与での従業員情報一括インポートと同様、インポートの際には表計算ソフト上で数値の細部の表示方法に注意が必要です。
jinjerでは、「給与計算」メニュー内の「各種課税」というタブで、この6月から翌年5月までの各月の金額を登録することができます。
年税額を入力すると、各月の金額を自動計算され、端数も考慮された数字が反映される点が特徴的です。
「退職時の住民税の徴収方法」という設定欄があり、そちらで「一括徴収」を事前に選択すれば作業は完了です。
まず、自身で出力するレポートの雛形を作成し、エクスポートし、データを入力してインポートします。
また、年度を切り替えて過去分を管理することができたり、宛名番号の入力・管理もできるようになっていたりと、細部に渡って管理しやすいマスタです。
こちらもやはり、退職者の住民税一括徴収の自動計算は対応していないので、退職日が属する最終月の金額は担当者自身が計算し、入力する必要があります。
また、退職金が支払われ、それに住民税がかかるような場合にも、こちらを使うことができます。
また、ジョブカン同様に、住民税をCSVでインポートする場合には、従業員マスタの全項目のインポートが必須となっています。
口座番号や雇用保険の桁数などは特にご確認いただき、エラーが発生しないようにご注意ください。
決まった桁数になるように、先頭にゼロを付けて調整しなければなりません。桁数を指定したい場合は、表計算ソフトで表示を「文字列」にしておき、任意の桁数になるよう設定します。
以上の内容を、こちらの動画でもご紹介しています。各種システムの実際の画面もお見せしていますので、ぜひご覧ください。