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SmartHR✕freee人事労務連携前に知っておきたいポイント

SmartHRとfreee人事労務は、API連携をすることができます。

 

API連携はSaaSを活用するにあたってはとても重要であり、システム運用の効率を上げることもできます。

一方で、事前に知っておきたい注意点がいくつかありますので、こちらでご紹介します。ぜひ、ご参考になさってください!

 

SmartHR✕freee人事労務連携でできること

 

二者間を連携させることによって、できることは大別して下記の三つです。

 

  • 従業員情報の連携
  • 給与明細の連携
  • 賞与明細の連携

 

給与明細の連携方法

 1.SmartHRに管理者としてログイン後、機能>freee連携を選択します。

 2.「従業員の給与明細を絞り込む」から、同期を開始を選択。

 3.支給月を入力したら、対象の従業員にチェックを入れます。

 4.画面を更新し、実行結果を確認します。

 

賞与明細の連携方法

 1.SmartHRに管理者としてログイン後、機能>freee連携を選択します。

 2.「従業員の給与明細を絞り込む」から、同期を開始を選択。

 3.賞与対象開始日、賞与対象締日、支給月を入力します。

 4.対象の従業員にチェックを入れます。

 5.画面を更新し、実行結果を確認します。

 

 

一方、年末調整、扶養親族など他の項目は連携不可となっていますので、ご留意ください。

 

従業員情報連携時の注意事項

 

SmartHRから従業員情報をエクスポートするにあたっては、下記のfreee人事労務必須項目を必ず設定するようにご注意ください。

 

  • 勤怠・賃金設定
  • 締め日支払日グループ名
  • 給与方式
  • 基本給

 

エクスポート設定の方法

 1.freee連携ページにて[freeeエクスポート設定をする]ボタンをクリックします

 2.エクスポート設定画面にて各項目に freee人事労務 で設定している内容を入力し、[freee のエクスポート設定をする]ボタンを実行します。※こちらで各項目に設定した内容が freee人事労務 へ従業員情報を取り込む際に一律で反映されます。

 3.「 freeeエクスポート設定を保存しました」とメッセージが表示されたら設定完了です。

引用元 SmartHRの情報をfreeeにAPI連携する/freeeヘルプセンター

 

また、SmartHRから連携し、新たにfreee人事労務に従業員が作成される場合には、上記4つの項目は対象となる従業員は全員同一のものとなってしまいます。連携後、個別に変更する必要がありますので、この作業も見込んでおくと良いでしょう。

freee人事労務ヘルプページでは、「freee人事労務で給与計算をする場合には、SmartHRからの追加でなく、freee人事労務上で従業員追加を行うこと」を推奨しています。

 

給与勤務賃金設定は一括インポートすることにより上書きができますが、給与形態(月給、時給など)は、ひとりずつ個別の従業員情報ページで変更する必要がありますので、在籍の従業員数によってはかなりの工数が発生するでしょう。

 

SmartHRを使用していれば、freee人事労務の登録は最小限にできるのか

 

TECO Designでは各種人事労務CLOUD STAITONの導入支援を行っており、このようなご質問をいただくこともあります。

上記を踏まえると、回答としては、「簡略化できる箇所はあまりない」ということになります。

 

freee人事労務を使用している場合、あえてSmartHRで従業員マスタや給与明細を利用する意味・目的は何かを確認しておくことをおすすめします。

 

マネーフォワードクラウド給与であれば、年末調整データを取り込むことができます。

参考:マネーフォワード クラウド給与 使い方ガイド SmartHRから年末調整の申告情報をインポートする設定方法

 

複数のシステムを導入する場合は、連携を前提にどのシステムを導入するかを検討することもポイントです。

 

スモールビジネス企業がSmartHRを導入するメリット

 

スモールビジネスを展開する企業がSmartHR導入の大きなメリットとしては、

①年末調整の質問が優れている(従業員が容易に申請できる)、②電子申請ができるが挙げられるかと思います。

 

SmartHRは一定以上の規模の企業をターゲットにしたエンタープライズ市場、freee人事労務はスモールビジネスをターゲットにしていて、プランや機能も異なるという背景があるため、本記事でご紹介したような注意点が生じるように思います。

SmartHRとfreee人事労務の連携のみではなく、クラウドシステム全般に言えることですが、導入、連携をするだけで作業が効率化されて課題がクリアになるということは起こり得ません。システム導入・運用のポリシーをしっかりと持ち、その上で各種システムの特徴や機能を把握して、使いこなすことが重要です。

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