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「健康第一」とはよく言ったもので、従業員が心身ともに健康であることは、企業にとって非常に重要です。
しかし、日本の企業文化では、「多少の体調不良は我慢して出勤するもの」という考え方が根強く残っているのも事実です。
その結果、生産性低下の要因となる「プレゼンティーズム」や、休職などに繋がる「アブセンティーズム」といった問題が深刻化しています。
今回は、これらの問題点と、企業が取り組むべき対策について解説していきます。
プレゼンティーズムとは、出勤しているにもかかわらず、心身の不調により、仕事のパフォーマンスが低下している状態を指します。
例えば、
といった状態です。
このような状態では、従業員は本来の能力を発揮できず、企業にとっても損失となります。
一方、アブセンティーズムとは、心身の不調が原因で、遅刻・早退・欠勤が増加したり、休職に至ってしまう状態を指します。
アブセンティーズムは、従業員本人だけでなく、周囲の同僚やチーム全体の業務効率にも悪影響を及ぼす可能性があります。
これらの問題が発生する要因として、以下のような点が挙げられます。
特に、日本企業では、「休むことは悪」という意識が根強く、体調不良でも無理して出勤してしまう従業員が多い傾向にあります。
プレゼンティーズムやアブセンティーズムによる損失を防ぐためには、企業は以下のような対策を講じる必要があります。
・柔軟な働き方(フレックスタイム制、テレワークなど)の導入
・休暇取得の推奨
・メンタルヘルス対策の充実
・労働時間管理の徹底
・ストレスチェックの実施
・ハラスメント防止対策
・健康に関するセミナーや研修の実施
・健康情報を定期的に発信
・健康的なライフスタイルを推奨
従業員の健康は、企業にとってかけがえのない財産です。
健康経営を推進し、従業員が心身ともに健康に働ける環境を整えることは、企業の成長と発展に不可欠と言えるでしょう。
「健康」は、従業員一人ひとりの責任であると同時に、企業としての責任でもあります。
従業員の健康を守り、生産性を向上させるために、今こそ、働き方改革を推進し、健康経営を実践していく必要があるのではないでしょうか。
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阪口 栞
大阪府出身。
大学卒業後、高校教師(国語)として教壇に立つ。国語(現文、古典、漢文全て担当)
担任や教科主任などをこなしながら毎日仕事に追われる。30代になり「学校以外の組織を見たい」と思い転職活動開始。転職サイトで見つけたTECOを調べる内に社長の考えややりたいことが重なり、株式会社TECO Designに入社。教育現場で培った知識や経験を生かすべく、スクール事業部に所属。
現在は、スクール事業部立ち上げのため、チームで奮闘中。